吾輩は猫である(PDF)

はじめに

1「猫」ブーム

2 神経衰弱に苦しむ最中に書かれた「猫」

3 猫の目線
(1)夏目家へ迷い込んだ福猫

(2)苦沙弥先生は「教養が何の役に立つか?」を悩み続けた人

(3)「太平の逸民」から拝金主義者まで多彩な人物が登場

(4)明治時代の庶民の日常生活

4 大学の先生が書いたユーモラス小説
(1)明治時代は猛烈な立身出世主義の時代だった

(2)漱石は持っていた立身出世カードを全部捨てて小説家になった人

5 精神的向上心あふれる「太平の逸民」たちの異議申し立て
(1)西洋かぶれを徹底的に批判

(2)お金に物を言わせ偉ぶる俗物批判

(3)「猫」の背後に日露戦争

(4)文明化しても心の平安が得られない人々

(5)「猫」の異議申し立て

資料 1 夏目漱石年表